手術や化学物質の投薬治療を主とする西洋医学が主流だった医療現場が、身体の自然治癒能力に重きを置くツボ治療や漢方薬などの東洋医学に注目するようになりました。
昨今の自然の力を見直す風潮にも影響され、ますます漢方薬人気が高まっています。
現在ではこの漢方薬の知識を持ち、診断によって必要な漢方治療を提案できる人を育成するため「漢方コーディネーター認定試験」という試験が生まれました。
この「漢方コーディネーター認定試験」が、「日本安全食料料理協会」にて実施されています。
この記事ではこの「漢方コーディネーター認定試験」についてご紹介します。
目次
特別な受験資格は必要なの?
結論から言えば、「漢方コーディネーター認定試験」を受験するために必要な受験資格は特にありません。
薬剤師免許の有無は問われませんし、東洋医学に関する治療院の就業経験がなくても、自由に受験することができます。「漢方コーディネーター認定試験」は、あくまでも漢方・漢方薬に対する基本的な知識を持ち、アドバイスできる知識を持っていることを認定するための試験です。
「漢方コーディネーター認定試験」の試験詳細について
試験レベル
「漢方コーディネーター認定試験認定試験」では、漢方・漢方薬に対する基本的な知識、漢方独自の診断方法や養生などへの理解が一定以上あると認められた人に対して認定される資格です。
試験主催者側から発表された試験詳細は以下の通りです。
試験のレベル:以下のような漢方に関する基本的な事柄を理解している。
漢方の基礎知識 気・血・水 養生と四季
漢方の歴史 五臓六腑 漢方薬の特徴
漢方の思想 漢方の診断方法 漢方薬の使い方
受験料について
漢方コーディネーター認定試験は、「10,000円(消費税込み)」となっています。
受験申し込み後から数日後に、試験問題と解答用紙が郵送されます。このとき、受験料を「代金引換」にて支払うシステムになっています。
受験申込み~合否通知の受け取りまでの流れについて
漢方コーディネーター認定試験は、2カ月に一度の頻度でインターネットから受験申し込み可能です。
後は決められた試験期間内までに、回答用紙を返送すれば完了です。
その後インターネットに掲示されている「合格通知発送日」から数日後に合否通知が郵送されます。
合格認定証および認定カードの発行について
合格後希望者には、以下の手順で合格認定証および認定カードの発行を依頼することができます。
1.申込みフォームから合格認定証/合格認定カードを選択して発行申請を行う
2.本人写真(縦4cm×横3cm、フチなしのもの)を、協会宛に郵送する
発行に関する費用の支払いは受験料同様に代金引換(日本安全食料料理協会のサイトによれば、佐川急便のeコレクトサービスになるようです。クレジットカードやデビットカードが使用できます)になります。
なお、合格認定証・認定カードともにそれぞれぞれ「5,500円(消費税込み)」となっています。
手数料や送料は一切掛かりません。
受験場所について
「漢方コーディネーター認定試験」は在宅受験になっています。
答案提出期限の範囲内で、都合のよい受験日を自由に選ぶことができるのは、お仕事をお持ちの方や子育て中の方にも受験しやすいうれしいポイントですね。
設定された試験期間内の都合のいい日に、受け取った解答用紙で受験した後には、日本安全食料料理協会まで速やかに返送しましょう。
合格基準について
漢方コーディネーター認定試験の合格基準は、70%以上の評価となっています。
漢方コーディネーター認定試験の口コミと評判
では、実際に「漢方コーディネーター認定試験」を受験された方々の声を聞いてみましょう。
「漢方薬に興味はあるものの、非常に高価な薬という印象が強く、自分で知識を得てから購入したいと考えるようになりました。そこでこの漢方コーディネーター認定試験を受験した次第です。漢方全般の知識を広く得ることにとても役立ちました。」
「自然食料品店を経営しています。漢方治療についての知識を職場で生かしたいと考えて、漢方コーディネーター認定試験を受験しました。店で扱う野菜や穀物などの食料品それぞれに、漢方的な効果があると知り、本当に勉強になりました。」
「内科医として総合病院に勤務しています。漢方薬の効果を知りながらも、集中して学習したことが無かったため、漢方コーディネーター認定試験にチャレンジしました。」
などの声が寄せられています。
まとめ
このように漢方コーディネーター認定試験は、漢方薬治療に興味がある人や漢方薬治療を必要とする人たちへのサポートを可能にする資格です。
ぜひこの「漢方コーディネーター認定試験」への受験を検討してみてくださいね。