空間に命を吹き込む仕事
空間ディスプレイデザイナーとは、ショッピングモールやショーウィンドウを飾る人のことです。
ウィンドウショッピングで見かける商品があんなにも魅力的に見えるのは、まさにこの人たちの仕業なのです。
資格の内容は・・・
多くの場所で需要が存在する空間ディスプレイデザイナー。どんなことを勉強したらこんなに美しく魅せることが出来るのか。
この資格では、陳列の知識・技術から色彩演出、照明技術などを様々な技能を必要とします。
取得することが出来たら自宅やカルチャースクールなどで講師活動も出来るようになります。
どんな仕事に就ける?
基本的には物を売る仕事ならばどこでだって使えます。スーパーでも活躍できるでしょう。
ただ、アパレルメーカーやインテリアショップなどでないと「デザイナー」として雇ってもらえないです。
日用品や食材を販売している場所でデザイナー募集!という広告はまず見たことがありません。あくまでスーパーやコンビニならばアルバイトの業務+陳列関係の指導くらいでしょう。
商品をただ陳列するだけなら学生のバイトでもできます。
しかし、知識のあるデザイナーが並べる商品は、魅せ方が全く別物。やはり技術や表現方法が素人とは違います。
商品を陳列するだけ?と舐めることなかれ。外にいるお客さんを店の中に招き入れるための演出が、そのまま商品の売り上げになるわけですから、店舗には多大な影響を及ぼしています。
皆さんも初めて見る店に入ろうとするときは、まず店の外見や窓から見える商品を覗きませんか?つまりはそういうことです。プロのデザイナーは偉大ですね。
どうやって受験するのか
この資格試験が受けられる場所は「日本デザインプランナー協会」という団体です。
受講料は消費税込みで10,000円。70%の評価で合格となります。
インターネットで申し込むため、全国どこからでも受験することが出来ます。
もちろん受験場所は自宅で。期日までに解答用紙を提出し、合否が送られてくるのはおよそ1ヶ月後になります。
試験は二ヶ月間隔で実施されているため、いつ勉強を始めてもちょうどいい時期に受験できるはずです。
無理なく勉強・受験できる!
空間ディスプレイデザイナーは2級と1級があります。
2級では、空間ディスプレイデザインの基礎・応用技術を学び、1級では2級の基本内容にプラスして、空間を表現する技能を有していることを認定します。
空間の陳列の基礎・応用、色彩の基礎知識、ヴィジュアルマーチャンダイジング(VMD)の基礎知識などについて出題されますので、しっかり学びましょう。
仕事で使いたいのならば、最初は2級を目指し就職が決まり少しづつ経験を積みながら1級を目指してみるのも手です。
ちなみに、平成26年度の空間ディスプレイデザイナー認定試験のの合格者は・・・
2級が受験者数:5677人、合格者数:3798人で合格率66.9%。
1級は受験者数:1058人、合格者数:262人で合格率がなんと24.7%でした。
なかなか厳しい戦いになっています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んで少しでも空間ディスプレイデザイナーの素晴らしさを理解していただけたら嬉しいです。